親子のふれあい 絆づくりのポイント①

親子のふれあい 絆づくりのポイント①
先日ベビーマッサージ教室3回目を開催しました。
参加のお母さんからは、赤ちゃんとふれあう機会が増えた
二人目で、ゆっくりと向き合う時間が無かった。こうしてゆっくりふれて上げれる時間がとれて良かった。と感想を頂きました。
3回目は、新しい背中から始まり、足、おなかとお胸と今までの復習。全身のマッサージを行いました。3回目になると子どもさんも寝返りをしながらもゆっくりマッサージをさせてくれました。

ベビーマッサージ、インファントマッサージ教室の中ではお母さんにいろんなふれあいの話をしたり、ふれて気持ちいい、暖かい、柔らかいという感覚を感じてもらえるような時間になるようにサポートしています。
親子のふれあいは大切なコミュニケーションの一つで、親子の絆と愛着を育むと言われています。

親子の絆と愛着は、赤ちゃんと保護者間の最初の人間形成に関わる相互的な連動作用。
「親子間の相互のふれあいによって発生し、生涯続くもの」(ボウルヴィ)
穏やかな言葉がけや、赤ちゃんの出す合図に意識を向ける。赤ちゃんが困ったときに(泣いている)抱きしめて上げたり、おむつを替えて上げたり、授乳をしたりお世話をしてもらえる。目が合ったら微笑んでくれるなどの日常の関わりの中で絆や愛着は育まれていきます。

その大切な親子間のきずな作り役立つものがあります。これらは「絆づくりの要素」と呼ばれていて、ふれること、アイコンタクト、臭い、聞く/話す、泣く、微笑む、授乳、まね/同調、バイオリズミシティに分けられています。絆作りの要素を少しずつご紹介していきますね

絆づくりの要素

1,ふれあい
触覚は体内で最初に発達する感覚で、無くなるときは最後まで残っていると言われています。他のたいていの動物と異なり、人間の赤ちゃんは触覚に関して保護者に依存しています。ふれあいは安心感をもたらしたり、血流を良くしたらり、気持ちいいという感覚は愛情ホルモン「オキシトシン」の分泌を促進します。ふれあいは守られている優しく触れられている、暖かい、気持ちいいという。信頼と安心の絆を結ぶたいせつな事ですね

2,アイコンタクト
新生児には30cmくらいのところがよく見えていると言われています。赤ちゃんが抱っこされているとき抱っこしている人の顔はよく見えていて、授乳の時の距離くらいですね。自分の事を見てくれて微笑んでくれる。しっかり見つめてくれる。赤ちゃん、子どもさんにとっていくつになっても自分の事を見てくれているというのは嬉しくて安心をもたらします。

3,匂い
嗅覚は他の感覚(視覚、聴覚、触覚、味覚)と違って直接本能に作用するといわれています。これは、においの情報が大脳辺縁系の扁桃体や海馬といった、本能行動や感情・記憶を司る部分に直接伝わるためです。新生児は自分の母親の匂いと別の母親の匂いを嗅ぎ分けることが出来ると言われています。親も自分の子どもの臭い、何となくわかるのではないでしょうか。優しくふれあって、密着するとお互いの体臭、匂いで安心できますね

赤ちゃん、子どもさんとの絆、愛着は日々の何気ないふれあいの中から育まれます。一緒に笑って遊んで、抱きしめてくれる。時にはママも疲れて出来ないよ~というときがあっても大丈夫です。ママも「ふーーー」と一息ついてちょっと気分転換してまた抱きしめて上げて下さい。今日もゆっくり自分も心地よいペースで大丈夫です。

絆と愛着の要素 続きは次のブログでご紹介します。